自動制御タイプのデマンドコントロール

デマンドコントロールは空調設備や冷蔵設備に監視装置を取り付け、時には自動制御装置も設置します。機構自体に制御をかけることになるのですが、そのときに気になるのが電気機器メーカーによる保証です。
通常では考えにくい私的な改造などを電気機器に加えた場合、メーカー保証を受けられなくなる場合があります。デマンドコントロールにおいても電気機器に手を加えることになるため、保証がどうなるかは導入を決めるにあたって重要なポイントになります。
結論から言うと電気機器の保証は継続して受けられるような制御の方法をとることになっています。運転制御についてはメーカー純正品を用いた制御を行い、運転の停止や開始などは電気機器に負荷をかけてしまうショートサイクル運転を避ける形で行うようにプログラムがされます。
このようにデマンドコントロールを導入しても、使用している電気機器のメーカー保証は引き続き受けることができるような方式になっています。

デマンドコントロールとは月間の電力使用量を監視して設定した目標値を越えないように管理することによって電気料金を節約するための方法,仕組みのことです。
一般家庭ではあまり馴染みはありませんが、企業の工場やや病院,オフィスビルなど多くの電力を必要とする施設で導入されています。
電気料金は基本料金と電力量料金の合算となりますが、基本料金は契約電力と基本料金単価の掛け算となります。
この契約電力は過去一年間での最大デマンドにあたるのですが、最大デマンドは30分毎に計量されていてその月間で最大の値となります。
言い換えると30分間で大きな電力を使用すると、毎月の電気料金の算定基準値が大きくなってしまうのでピークが大きくならないようにすれば基本料金が低く抑えられて電気料金は安く済むということです。
デマンドコントロールのシステムには、使用する電力が目標設定値を越えようとすると警報を発して人に知らせる手動タイプと、自動的に空調や冷蔵庫などの電力を制御する自動タイプがあります。

デマンドコントロールシステムには手動タイプの他にプログラムで自動制御を行ってくれるタイプもあります。
事前に空調や照明などの電気機器に優先順位を設定し、電力が目標値を超えそうになると警報や警告と同時に電気設備に制御を行います。優先順位を決めることができるので不要な電気設備から制御を行うことができ、とても効率的な電力管理が可能で業務への営業を最小限に抑えることができます。自動制御で人の手による操作が必要ではないため、電気設備の操作をし忘れるということもなく、事前のシミュレーション通りの電気料金節約、省エネ効果を見込みやすいというメリットもあります。
自動制御タイプのデメリットとしてはやはり導入費用が手動タイプに比べて高価だという点が挙げられます。さらに、手動操作は必要ないので施設内にいる人はあまりそのシステムについて意識することはありません。省エネ意識への働きかけという点では手動タイプに一歩譲ってしまうことになるでしょう。